2022年12月
「オーケストレーション入門」という授業を今年受けていますがなかなか簡単ではありません。大学でも勉強したはずですが一回勉強したからと言ってすぐに身につくようなものではなく、語学のように一生かけて勉強するものなのでしょう。授業ではハイドン・モーツァルトの様式を勉強することから始まって、モーツァルトのピアノソナタや交響曲のリダクションスコアのオーケストレーションを試みます。現代のオーケストラの原型をまず学んでオーケストラの何たるかを知りその上で試験では(今年の場合)ベートーベンかバルトークのスタイルでのオーケストレーションが課されます。最近ようやくモーツァルトを離れてバルトークを勉強しだしましたがその過程で自分がいかに何も知らないかを痛感させられます。当たり前といえば当たり前ですが、最初からハイドンモーツァルトと全く同じようにオーケストレーションができればわざわざフランスに来て勉強する必要はありません。作曲のほうではトランペットと8人の奏者のための作品を仕上げ、1月下旬の学校内での初演を待っているところです。そのほか弦楽四重奏、サックスとピアノのデュオ、チェロソロなどを作曲中です。書くぞ書くぞ!!